"ビデオPodCast"開始後の世界

これで有名人がビデオ版のPodCastを始めたら、エラいことになりそうです。芸能事務所とかが自前でプロモーションや実際の営業活動そのものができてしまうわけですから(無料にして効果的な低予算プロモ、有料にして直接収入)、これもまた業界を大きく揺さぶることになるでしょう。
また、素人でも芸能人顔負けの「番組」を作る人が現れるかもしれませんし、テレビ番組作成・放送の垣根が取っ払われて、これはもうパラダイムシフトと呼ぶにふさわしいものになりそうな予感がします・・・(某IT企業の社長さんたちの言っている「ネットと放送の融合」って実のところ何をさして言っているのかよくわかりませんが、本当に「ネットと放送の融合」を押し進めているのは他でもないAppleだと言えるでしょう)
 
iTMSで既存の音楽産業は大変革を余儀なくされました。つい最近も今までならプロモーション目的だった音楽ビデオが立派な商品として成立することが証明されました。PodCastingも当たり前のように根付いてきて、これまでのラジオに新たな光を投げかけています(競合するわけじゃないってところがミソでしょうね)。次にビデオ版のPodCastが始まったら、いったいどんなことになるのか。
 
ビデオ版のPodCastもテレビを食い尽くす、というようなことはないでしょう。ま、既にアメリカではiTMSで放送の住んだ普通のテレビ番組が1話単位で販売されていますし(日本では権利関係がややこしいからなかなかそうはならないだろうと言われていますが)、いずれその流れは日本に波及するでしょう。食い尽くされるとすればいま流行りのHDレコーダーでしょうね。数年後にはそれこそ「録画」という行為そのものが必要なくなっているような気がします。見忘れていた番組はDLして見ればいい、そんな時代がもうそこまで来ているわけです。
 
いやはや、わくわくしてきますね〜。
 
では、また。
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