梅田さんから遠く離れて

もうあれからどれだけの月日が経ったろう。
あのエントリを書いてから。
怒濤の中の一粒の砂金を求めて


Hatena Starをもらった。
しばらく気付かなかった。


気付いてみて、その星印の上にカーソルをもっていくと・・・
id:umedamochio
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


衝撃だった。
もちろん、梅田さんは自分のことが書かれたエントリは全て読むと公言されていた。
なので、確かに梅田さんのことを書いているのだから「読まれはするんだろーな」とは思っていた。
でも、レスポンスがあるとはまったく思っていなかった。


思わず舞い上がった。
そして、浮き足立った。


正直に告白する。
僕は無理をしていた。
おそらく自分のサヴァイヴしていく道はこういうのしかないだろうしと考え、なんとかそこで意味のあるスキルを身につけようともがいていた。
でも、それは続かなかった。


相前後して、僕はビジネス書の類が読めなくなった。
もちろん「ウェブ時代 5つの定理」もそうだ。
発売日に買ってきれいなまま、そこの本棚にしまってある。


あれからもう1年以上たってしまった。
あのときから、何かが狂い始めていたんだと思う。


その間、いろいろあった。
会社でなんか泥臭いことをやらされつつ
ま、それも勉強だよなとか思ってやっていたら
急に別の部署に振られ、したこともない仕事をいきなりするはめになった。


上司とも馬が合わなかった。


で、今年の2月中旬から3週間ほど体を壊して休職した。
(で、いろいろドタバタはあった)


なんとか復職したものの、
(上司は「もう半年くらいは出てこないのかと思った」と笑いやがった)
配置転換があり、より向いてないなーというところに行かされてしまった。


もちろん、このご時世だから、これでもまだ恵まれているほうだとは思わなくてはならないのだろう。
それは分かってる。
分かってはいるけれど、やはり八方塞がりな感じは否めない。
正直、もう辞めようかと思ってる。
辞めたところで、次の仕事なんか見つかりやしないだろうが。


梅田さん、どうやっても誰もがあなたのようになれるはずがありません。
そうである以上、一定数の落伍者というのは出てこざるを得ないでしょう。
そういう奴らには、いま、居場所はあるんでしょうか?


今年でわたしは35歳。
もう終わりだ、という感慨が押し寄せてくる。
もうこれ以上がんばれないし、スキルとかだってつきそうにない。
もう面倒くさい。


梅田さんをロールモデルにして、突っ走ってやるぞ!といっていた
去年の今頃に自分に何がしかの懐かしさのようなものを見いだす。
それは失われてしまったわけだが・・・