タクシーってなんでこんなに無個性なの?

今日は仕事で久しぶりにタクシーに乗りました。
とある駅前で乗り込んだのですが、駅前のロータリーってやはり客待ちのタクシーが列をなしているわけなのです。
で、この行列がなんか異様なものに私の目に映ったのです。
 
黒い車体がびっしり並んで(ま、一般には黒くないのもありますけど、この時はたまたま)、同じようなロゴや料金設定、そして営業スタイルをとっています。こんなふうにしなければいけないという条例でもあるのでしょうか?
 
今回私が乗った場所は郊外のちょっとしたショッピングセンター(というのも気が引けるような・・・びみょーに寂れた感じの場所)だったのですが、何故か”恐ろしいくらい田舎”の私の郷里にもこんな風景があったなぁと思いました。日本中どこに行っても同じ風景のようにも感じます(宮台真司の郊外論を思い出しました。やっぱそうなんだ、って・・・)。
 
さて、こんなところではちょっと実現が難しいかもしれないのですが、東京や大阪などの都心部であれば、こんなタクシーも可能ではないか?と思いました。

  1. レゲエの兄ちゃん・姉ちゃんの運転する「レゲエタクシー」:まったりできて、いいのでは?ま、ジャンルを固定せずに、iTunesみたいなのが搭載されていて、自由に音楽を掛けられるっていうのもありかもしれません。もちろん、タクシーに乗った時っていうのは普段自分が聞かないようなラジオを聞けるのがいいっていうのもあるんですけどね。
  2. いろんな車種のタクシー:トヨタのBb、あるいは日産のCubeみたいなやつのタクシーって個人的に乗ってみたい。あとはやっぱりプリウス(これはもう既にあるかも)。さらにバイクタクシーもありかも。ま、運転手にしがみつくのはイヤなので(きれいなお姉さんならともかく、男の場合。向こうもイヤでしょうから(笑))大きめのバイクで、後部座席がちゃんとついているものとか(ハンドルもあるといいですね)。サイドカーだと渋滞に巻き込まれるのでバツですね。あくまでも運転手の後ろに乗るスタイルで。渋滞の道もスイスイスイっと。
  3. 物販もするタクシー:私は吸いませんが、タバコを車内で販売するとか、仁丹とか(笑)、ジュースもありかな、と(ラムネとかよくないっすか?)。メーカーからマージンとったらイケるのではないでしょうか?あとは、酔い止め薬(薬だから厳しいでしょうが、構造改革特区でやってみるとか)。地方の場合は、名産品を載せるか、カーナビのような感じのネット端末を設置して、そこから注文すると到着地点で受け取れる(支払いもそこで)とかとか。

 
さらに言えば、単に「移動する」という点だけに着目すれば、レンタルバイクというのもあり得るのかもしれません。コイン式のバイクが町なかにおいてあって(未成年者には乗れないように、免許証をICカードにして、それプラス指紋で認証するとかetc.の対策は要)・・・と思ったが、それよりこんなのは「お財布ケイタイ」にすれば良いわけだ。「お財布ケイタイ」プラス指紋かなにかでの認証。これなら自転車でも行けるな。ケイタイと認証がないと鍵がかかって動かないというようなもので。
 
誰もが自由に利用できるインフラとしての「移動手段」。
これはネットよりも重要かもしれません。
なぜなら、いくらネットでできることが増えようとも、「実物」「現物」を扱う領域はなくならないから。そして、その「実物」「現物」には、現実の「ひと」も含まれているから。